火野葦平「花と龍」の角打ち 2020.01.222022.05.05 火野葦平は北九州の作家で、「花と龍」の舞台も明治35年から昭和12年の北九州である。 以下、火野葦平「花と龍」(昭和27年〜28年読売新聞連載) それぞれの文句をいいながら、子分連中はにぎやかに帰って行く。途中、露店や、おでん屋、居酒屋などに寄る者が多い。彼等の楽しみは、なにより、「角打ち」だ。桝の角から、キュウッと、冷酒を一息に飲むことである。