文献に見る角打ち

角打ちとは

カクチともいわれる角打ち

『日本方言大辞典 上巻』(小学館 1989.3発刊)によると、熊本県玉名郡と大分県玖珠郡ではカクウチはカクチである。 また、カクチというのは、言語学でいう重音脱落かと思っていたが、1989年発行の「柳川方言総めぐり」では、「かくちする(角口する):枡の角に口を付けて酒を飲むこと」とある。
2020.07.12
角打ちとは

「角打ち」についての国税庁の「珍弁」

当の国税庁では「コップ酒は飲むために売るのではなくハカリ売りが目的です、売つたあと飲まれるのはご随意ですがねー」と云う珍弁である。 これに対し取締り方面では「店さきにイスを出したりおかんをつけたりすれば料飲とみなします─」ということである
2020.07.12
角打ちとは

江戸の「角打ち」

江戸時代の文献をいろいろ当たってみているが、今のところ、「角打ち」という言葉を見つけることはできていない。 しかし、酒屋の店頭で飲むことは江戸時代からあったことは様々な文献で証明できる。江戸時代は、酒屋で飲むことを「居酒」「枡酒」と言っていた。 写真は武家奉公人の中間が小売酒屋である請酒屋で床几に座って居酒をしているところを描いた浮世草子である。「風俗遊仙窟」(1625年) 「名月や居酒...
2020.07.12
角打ちとは

てっぱつ(角打ちの異名)

日本語大辞典(小学館)には、 「てっぱつ(鉄鉢)」 の本義のほかに方言として「③茶碗酒。コップ酒。千葉県」と記載してある。
2020.07.12
角打ちとは

酒類小売業免許と角打ち

広辞苑(第七版)では、角打ちとは「酒屋で買った酒をその店内で飲むこと」としている。 ここでの「酒屋」は、現在では一般酒類小売業免許を持って酒を販売している店のことである。 この免許がなくては酒は販売できないのだが、この免許の歴史は意外と新しい。昭和13年に酒税法が改正され、それまでは酒造メーカーに課せられていた酒税が、酒類販売店にも課せられるようになったのである。同時に酒類販売が免許制になり、...
2020.07.12